12年と数カ月に及ぶ五条悟の苦悩

DreamMaker2 Sample
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エロは普段書かない管理人の為、何時にも増して、どうかクオリティには期待しないでください。
エロはファンタジー。エロはファンタジーです。
五条が只管しつこいです。あの、本当に、すみません・・・。多分、羞恥に耐え兼ねたらその内消します。
細かい事気にしない!まぁ読んでやるよ!という猛者の方がいらしましたら、どうぞお進みください。














小さい頃から彼を知っていた。既に出来上がっていた固定観念というのは崩しがたく、再会して成長してからも変わることなく、否、それ以上に距離を詰められ、何度も熱心に想いを伝えられている内に、絆されるように恋人同士にはなったものの。縮みはしたものの、年の差は依然として互いの間にあった。数年の差ではあるけれど、彼はまだ学生である。確かに、昔と違いは五条を異性として愛しているのだと、最近になって気付く事が出来た。それでも学生相手に不純異性交遊ーーーつまり体を繋げることはどうしても躊躇ってしまう。
純然たる好意で、互いに同意の上であってもの中に蓄積された論理観で押しつぶされそうになってしまう。
キスもしたし、じゃれあうように触れることもあった。けれどそれ以上はどうしても、脳裏に幼い頃の彼の姿が浮かんで嫌忌してしまう。今は見上げる程の背丈でこちらをすっぽりと覆えても、にとって五条悟は腰丈までの背の、少し生意気な少年の姿が拭えないのだ。
迫る度に一歩身を引こうとするに、初めは五条も付き合っていた。しかし、徐々に不満が重なっていく。ましてや、五条は青少年だ。申し訳ないとは思いも何度も腹を括ろうとしたが、それでも直前で手を突っぱね、時には煙に巻き、無理そうであれば敵前逃亡してしまう。

ーーーまぁ、つまるところ、学生相手に手を出すのはやばくない?と思ったのである。
五条はに随分と甘いので、容易く捕まえる事も出来たが、が嫌がってるところを無理やりくり進めることはないからこそ、体を重ねることなく三か月がたち、はそう悟る。
ーーー少なくても、五条が高専を卒業するまでは、行為はしない。手を出さない。
腹を割って、大事な話があります、と五条を呼び出した咲は正座をし、何時にもまして神妙な彼女の様子に思わず倣うように五条も佇まいを正し、互いに膝をつき合わせる。誘いの時点で彼女の声は随分と真面目であったし、場所がの自室だ。もしかすると、ようやく抱けるんだろうか?なんて柄にもなく胸を高鳴らせ、実はポケットにもゴムを数個入れた上での話し合いであった。青少年の頭の中なんて好きな異性となれば大抵春めいたものなので、責められまい。ところが五条の願望を微塵に打ち砕くかのこどく告げられた宣言に、当然ながら青少年である五条は切れた。いつもに対して甘やかな表情もごっそり抜け落ちて無表情であった。
当時、五条悟、高専3年。卒業するまで残り1年である。
五条悟の片思い、途中から記憶がなくとも、無意識下で想い続ける事11年の悲願。正直なところやばい、冗談抜きで真面目な話、に対して重々しい感情を抱いている自覚は五条もあった。
ようやく恋人関係までこじつけて、数十年から望んでいた目の前のご馳走に、さあ頂きますと掌合わせた所でこれである。ちょっとばかり切れた。いや大分切れてた。その日は彼女が許す範囲の行為ーーーキスとじゃれあう程度の触れ合いならいいというので、互いの境界線が溶けてしまう程強引に、深くキスをする。
前後不覚になって、彼女が折れてしまえばいいと、唇が腫れあがってしまう程執拗に口づけを続けて、とろりとの瞳が蕩け、陥落する寸前まで追い込んだ。結局はあと少しというところで彼女の意識が飛んでしまい、後に残るのは昂ぶったままの感情と、痛みを覚える程に張れた下半身だけだった。
作戦は無残にも失敗してしまいい、その後も懲りずに落とそうと五条は画策するものの、彼女の意思は固かった。
男は最強であると自負しているが、彼女においてはてんで叶う事もなく、全てにおいて惨敗を期す。
五条は耐える。涙ぐましく、時には両拳を握り耐え、時には無防備な彼女を前に押し倒したい衝動を態々無下限すら解いて自身にビンタする事で煩悩を飛ばし、積み重なったイライラは呪霊へ必要以上の術式を使い重ね、時に周囲の山を削ったり荒野にして開拓することで八つ当たりをし、時にはちょっと、偶に、割と恒例となった意識を失った後や寝ているの体に悪戯することもあったけれど。
それでも本番を迎えることはなく、思春期である青少年には大変辛い環境で数か月、半年、1年と過ぎ。
とうとうこの日、五条は高専を卒業する日を迎えた。
ハラショー、マーベラス、ロイスタバ。よくぞここまで耐えきった自分。卒業式には学び小屋から離れる悲しみの涙ではなく、耐え抜いた感動で涙が浮かびそうだった。

「・・・好きにして、いいよ」
と、頬を熟れた林檎のように染め上げ、眉を下げて見上げてくるの言葉に、五条氏、片思い歴12年と数か月。記憶を無くし、と再会するまでに卒業はしていたので非童貞ではあるものの、よくよく思い返してみれば相手の女性は全てとどこかしら似通った女ばかり無意識下に選んでいた。やっべぇ程の重い感情を抱えて、五条はこの日、心底から世界のすべてに向けて感謝をした。ありがとう。おめでとう。ありがとう。心の中で、掌のしわとしわを合わせ、一礼。将軍は既に暴れん坊将軍の聞かん坊である。
しかし、まだまだ耐えられた。この12年と比べれてしまえば、些末なことだった。荒くなる吐息を深く吐き出し、努めて冷静になる。舌なめずりしそうな内心を抑え、決してを怖がらせないように。彼女の頬に手をあてて、ゆっくと距離を詰める。
「やめてつっても、やめねぇからな」
それでもギラついた目だけは、隠しようがなかった。


***


乱れた着衣がベッドの足元に錯乱している。
下の下着だけをつけて早々に剥かれたは、背後から五条に抱えられ体を小さくしていた。膝の間に座る彼女の手足が、小さく跳ねる。
「・・・ふっ」
五条の長く筋張った指先が、乳輪を触れるか触れないかの際どさで、円を描くように触れる。時折さすさす、と指先で擦り、触れたかと思えば離れていった。
指の腹で軽く、ぐ、と指圧すれば柔らかな弾力で返され、から微かにくぐもった声が漏れる。再びくるりと円を描き、思い出したように爪先でカリカリとかく。

ぷっくりと熟れて立ち上がった桃色の乳首は厭らしく、触れるのを今か今かと期待しているかのようだった。けれど決して触れることはしない。ひたすら乳輪のみを責め続ける。性急に衣服をひん剥いたかと思えば、先程からこればかりだった。五条は優しく、ゆっくりと、それでいて追い詰めるように触れてくる。
焦らされるような責め苦に初めは余裕そうであったも堪えきれず熱い吐息をこぼし、掌にじんわりと汗が滲む。何時しか肌もしっとりと汗ばみ始め、つぅ、と首筋に汗が流れた。気付いた五条が、肌を伝った玉汗を掬う。突然首筋をぬるりとしたものが這い、体がびくついてしまった。
優しい動きであるのに、驚くほど体が敏感になってしまっている。籠った熱を逃したくて、足先に力が入る。引き腰のを、しかし五条は逃がさなかった。ぐるりと腰に片腕をまき、の足に自身の足を絡めて固定する。
「逃げちゃだーめ」
ゆるり、と蒼の目が弧を描く。男の楽しげな瞳は、優しい動きとは正反対な程獰猛な色を孕んでいた。目の前の獲物を逃すことはない。捕食者の目だ。ぎらついた目に見つめられて、ーーー元より体は身動ぎすら許さないほど固定されているがーーー逃げられない、と本能が囁き、逃げようとしていた体が停止する。
五条は動かなくなったに、べっと舌を出すとゆっくりと柔肌に押し付けた。再び体をびくつかせたを押さえ込んだまま、首筋から鎖骨へと舌を這わせる。見せつけるような動きでゆっくりと、今度は肩に口付けを落とす。その間にも乳房への責め苦は止まない。
片方は脇から乳輪へと向かい、横へと伸ばすように擦り、もう片方は人差し指で乳輪をしゃりしゃりとかいては、親指で擦る。決して触れて欲しい所には触れないのに、じわじわと熱が溜まっていく。少しでも熱を解放しようと足をばたつかせようにも、押さえつけられた五条の長い足に熱を逃がすことすら出来ない。思考がどんどんぼやけていく。
カリカリ
すりすりすり
しゃりしゃり
擦ったり爪先でかいたり。優しく羽のように撫でているだけのに、耐えるように太ももが震える程、辛い。何時しか五条の体は正面に移動して、は柔らかなベッドに押し倒されていた。
白いシーツに沈み、汗ばんだ柔肌に、甘い吐息、潤んだ瞳に見上げられてぞくぞくとした快感が背筋を走る。下腹部の溜まった熱が痛い。
ーーーああ、やばい。
どうしようもなく、興奮している自覚があった。まだまだこれからだというのに、すぐに全てを暴きたくなる。だめだ。散々、ここまで待たされたのだから、彼女にはぐずぐずのドロドロにして、もう自分以外は目に入らなくしなければない。
ずっと、ずっと、五条はそれだけを願っていた。凶暴な願望を抑え、自身の願いのために。理性も思考も溶かして、ただ自身だけを求める彼女に仕上げたい。甘やかして溶けたら、ぱくんと丸呑みして、ずっと望んでいたように、一つになる。
そう思ってしまえば、直ぐ様ぶち犯したくなる衝動も抑えられる。相変わらず彼女の裸体を見ただけで愚息は張りつめて痛いほどだけど。は、と熱い吐息を吐き出す。
乱暴にしてしまわないように、そっと彼女の乳房に触れる。
ぐにゃりと形を変えた乳房。触れてもないのにしっかりと色づき、立ち上がっていた飾りを掌の中で転がすように揉みしだいた。待ち望んだ刺激に、から甘い吐息が漏れる。
掌の動きに合わせて、ふっふっ、と呼吸が荒くなっていく。それでも彼女は声が漏れないよう抑えているようで、必死に口を引き結び、まだ色めいた声はでない。既に肌を桃色に色付かせて、すっかり眦を赤く染め上げているのに。の様子に、むくり、と五条の中で嗜虐心が首をもたげた。
そんなものはいらない。
何もかも捨てて、溺れてしまえ。
乱暴にしないように、と決意したばかりだった。それでもーー彼女が抗おうとするなら、仕方がないよね?
都合よく言い訳をつけて、五条は彼女の薄くなりつつある理性を取り払うために揉みしだく動きを早くした。込められた力にの眉が辛そうにひそめられる。きゅ、と口の端に力を込めたを見下ろして、五条は人差し指と中指の間に熟れた乳首を覗かせて激しく乳房を揉む。転がされ、更に鋭敏になった飾りには敢えて触れない。直接触れることはせず、中指と人差し指で挟んだまま強弱をつける。乳房は揺すったまま、徐々に激しくなる動きに、の息も荒くなっていく。もぞりと膝を擦り、やがて足の爪先がシーツを蹴る。
触れられてもいないのに、高まっていく熱。弾けそうになる寸前で、そこでぱっと五条は手を離した。追うように、物欲しげな視線をやってしまったのかもしれない。の視線に五条は艶やか笑った。「だめだよ、」
「まだまだ、これからだから」
弓なりに目を細めた五条は、荒い息を整えようとするとは違って息一つ乱した様子もない。乱れて頬にかかった髪を耳にかけて、顔を近づける。吐息を溢すようにの耳元で囁いた。
「じっくり、よくなろうね」
甘やかな声か、期待にか、どうしようもなく、じわりとの下腹部が熱をもった。


「ね、どうされたい?」
あれから、どれくらい経っただろう。
の思考は停滞して、もはや何もわからなかった。ただただ熱をもった体が辛くて、発散させたい。肝心な所は決して触れることない。じわじわと、けれど容赦ない責め苦には完全に蕩けきっていた。胸だけでなく身体中、太ももに二の腕、嫌悪感を抱く足先や脇の下ですら嫌がっても散々なぶられ、今では吐息が肌を掠めるだけで腹の奥深くが熱をもつ。
鋭敏になりすぎた体の、至るところに口づけながら五条が問いかけてくる。その度肌に触れる吐息に、体がびくついた。
「どうされたい?  が嫌がることは、僕、したくないんだよね」
「うそ・・・悟くん・・・うそばっかり・・・!」
どうしようもなく熱を帯びた顔を隠すように手を当てて、は首を降る。いやだいやだと首を降っても、五条は決して触れる事を止めなかった。大事な所はまだ触れてもいないのに、既に秘所は濡れそぼっている。弱火でじっくり煮るように、じわじわとなぶり責め続けられ、既に息は上がり蕩けきってしまっている。
首を振るに、五条は爪先で擽るように、耳の形をくるりとなぞる。
「もしかして刺激が強い?もうやめる??」
つい先程まで舌で卑猥な水音をたてて激しく抜きさせては、軟骨を甘噛みされた耳は、微かな刺激にすら反応してしまう。けれど上がりそうになった喘声を押さえようと指を噛めば、傷がつくからダメだよ、との指を離し、代わりに五条の指を口へと咥えさせられた。それだけでも目を白黒させるのに、一見綺麗に見えても、長く武骨な男の指がの舌を捉えて、人差し指と中指で交互にしごいては、上顎を擽ってくる。耳からはぐぽぐぽとした水音が止まらず、口の中すら無遠慮に蹂躙された記憶は新しく、は答えることも出来ず、上がりそうになる声を掌で抑えて堪えた。
刺激に耐えきれず、掌で抑えて、うー、うー、と唸るに五条の碧眼が熱を孕んだまま、細まる。
「さっきから体がびくついてるから、
 お臍グリグリしてあげるね」
「やっ・・やめ・・・!っひゃ・・・!っんん!!」
必死に耐える彼女をもっと虐めたくなり、舌で下腹部をなぞる。彼女の大事なところがあるであろうそこを、敬まるように外側から優しく口づけて、尖らした舌先で窪んだへそを苛めてやる。普段なら擽ったさを感じるそこも、今の彼女には甘い毒になる。なぶられ続けた肌は微かに上気して、至るところに無数の鬱血跡が広がっていた。
彼女は汚いからと嫌がるが、五条にとってはどこもかしこも極上の甘味のようにみえて、ほぼ全身を愛でたといっても過言はないだろう。の爪先ひとつから髪一本まで、全てが自分のものだ。
美味しく出来上がったの、シーツに散らばった髪を一房口付ける。
「ね、どこ触って欲しい?」
優しく問いかけながらも、もう片方の指はの剥き出しの白い首筋を擽る。小さな悲鳴を呑み込み、堪えるような喉元を、促すように優しく撫でた。
「仕方がないなぁ。言い方を変えてあげる。僕に、どうして欲しい?」
「・・・・って」
「なぁに?」
蜂蜜をたっぷりと含んだ、甘い声で聞き返す。荒い呼吸で眉を寄せて、苦しそうな表情を浮かべた彼女から言葉を引き出すように、とんとん、喉元をたたく。
きゅ、と切なげに眉を潜めは溜まらず口にする。「お願い、触って・・・!」
羞恥もなにもかも消え去ってていた。ただ溜まりに溜まった、疼く熱だけをもて余す。頬を赤らめ、瞳を潤ませたが外観も何もかもかなぐり捨てて、懇願する。
「全部・・・悟くんに、触って欲しいの・・・!」
待ち望んだ、彼女からの言葉に頬が緩む。
そのままあんぐりと口をあけて、散々じらされ、食べ頃になった桃色の乳首をぱくりと食んだ。じゅうと吸い上げるだけで、の体は待ち望んだ刺激に悶え打つ。
「っあぁ・・・!」
あーあ、可哀想に
なんて、びくつくの姿に思うものの、五条の目は爛々とぎらついている。
止めることなく舌でなぶり、啜る。右手で寂しそうに立ち上がったままの、もう片方の乳首へと手を伸ばした。舌では片方しかいじめてあげられないから、人差し指と親指で強弱をつけてしごきながら、時折きゅっと絞る。
「あっあっ、ひっ・・・!んやあっ・・・!」
ただそれだけなのに、は指先に力を入れて、シーツを握りしめる。耐える彼女に休む暇を与えず、指の腹で固くなった乳頭をぐりり、と押し潰した。
「ひゃあああ!!」
痛みで更に立ち上がった側面を爪先でかいて、再びこすこすとしごいていく。唾液をたっぷりと含んだ舌で舐めて転がして、時には歯を突き立て、やわやわと甘噛みする。
同時に硬い乳首を人差し指ぴんぴんと弾いては、中指と親指でぎゅ、と摘まみ上げた。
「ひっ・・っ・・・」
そしてつまみ上げたまま、先端を爪先でかく。
「や、やめ・・・っや、あああ・・・!!」
待たせ分だけ構いぬき、ちゅばっと音をたてて離れれば、から鼻を抜けたような甘い声が溢れた。
「っぁあ・・・!!」
唾液に濡れた乳首はテラテラと妖しく光り、随分と厭らしく仕上がっていた。空気に触れるだけでも感じ入りそうなそこに、溜まらずふ、と吐息を吹き掛ければ走った甘い感覚に、の体が震えた。
「気持ちいーね」
まだ肝心な所は触れていないのに胸だけでこれなのだ。内心舌舐めずりをして、彼女の密壺へて手を伸ばす。触れたそこは、既に下着越しに愛液が染みていた。指先を押し込めば、じわりと更に染みが滲む。ゆっくりと指で擦り、とんとん、と秘豆の上を叩いた。
「もっといっぱい、気持ちよくなろ?」
眉を下げたまま息を飲んだに、五条はにっこりと笑った。


下着が意味をなさないほど濡れそぼったところで取り払い、直に触れれば、しとどに濡れた密壺は抵抗なく五条の指を食んだ。二本目以降は少しきつかったものの、秘豆をいじめたり、すっかり敏感になった乳首をコリコリと転がせば今では三本も咥えて、菊門に愛液が伝う程、ぐぽぐぽと耐えず厭らしい水音を立てている。乱れるを、五条は蕩けきった眼差しで見つめる。
、可愛い。」
「あっやっん・・・ひゃっ!」
腟の中、ザラザラとしたGスポットを集中的に責めれば、の喘ぎ声が高まっていく。
「あ・・・ひっ、また、また来ちゃう、お願い、とまって、や、・・・やぁぁあ!!!」
「あー可愛い。マジで止まんねぇー・・・」
抜き差しする指を伝い、腕の先まで愛液が垂れていた。シーツもぐしゃぐしゃで、まるで粗相でもしてしまったかのように色濃い染みを作っている。
何度目かの絶頂に、の体が弓なりに反れる。はっはっと息を荒くしたが、くたりとシーツへと沈んでいった。
とろりと定まらないの目に、彼女の痴態に魅入っていた五条は慌てた。
「あ、待って、飛ばないで」
彼女の絶頂に合わせて、動きを止めた指を押し込む。ぐりぐりと秘豆を親指で押し潰し、激しく出し入れさせた。ごりごりと既に見つけてある彼女の弱いところを重点的に攻める。とろとろと睡魔に揺らいでいた意識は、唐突な強い快感に引き起こされた。
「ひゃ・・・!あっ・・ああ・・・!!」
の甘やかな喘声に、あと一回、もう一回だけ。そう言い聞かせ、出し入れを再開する。先ほどから何度もそう思っては繰り返しているのだが、彼女が可愛いのが悪い。ふるふると痙攣し始める体が、早くも彼女の限界を伝えていた。
「あ・・・も・・・、やだやだやっ・・・!っあああ!!!」
一際高い声をあげて、彼女が果てる。ふーっとそこで五条は息を吐いた。四肢を弛緩させたに口づける。
「ちょっと、俺もそろそろキツいんだよね」
「はーっ・・・はーっ・・・」
「いれていい?」
「も、う・・・いじめない・・・?」
息も絶え絶えなが、尋ねる。染まりきった頬に、涙の膜を張った瞳。とろりとした黒い眼に映る自分は随分厭らしい笑みを浮かべていただろう。「これで終わりだよ」
「俺がいれれば終わり」
けれど、ここまでぐずぐに溶かされきった彼女は気付かない。縋るように伸ばされた彼女の掌を握ると、甘言で誘い込むように、そっと囁きかける。
「ね、を全部、ちょうだい?」
「・・・うん。悟くんに、あげる」
待ち望んだ答えに、隠しようがないほど口の端が上がっていく。彼女には隠していた狂暴な欲が、ようやく顔を覗かせた。




「や、や・・・やぁ・・!!あっ、あっやっ・・!!ひぅっんあっ・・・っあん!あっあっ!!」
「あークッソ、可愛い」
止まらない腰を打ち付けて、ひたすら彼女の華奢な体を蹂躙する。念入りに仕上げた彼女の体は、楔を打ち込んだだけで達するほどになっていた。五条自身も、既に何回か果てているが未だに治まる気配はない。
五条のそれは体格に見合うだけの凶悪な大きさを持っており、全て入りきるまで時間を要したが、今ではとろとろとと五条自身を包み込み、美味しそうに食べては、きゅうと切なげに締め付けていた。
に告げた通り、いれるだけ。同時に、これがメインディッシュだ。
今までのはただの前戯で、とはいえ彼女の理性を削ぎ落とすだけでなく、彼女を思う存分愛でれるので、大事には代わりないが。それでも彼女と繋がるこの行為に比べれば、快感もまた段違いのものだった。

ずっと、ずっと、欲しかった人。何度も想って、何度も夢を見た。
ただの夢想ではなく、彼女が自身の下で揺さぶられる姿に、これ以上ないほど枷が外れて、自分でも引く程腰が止まらない。
茹で上がっていた彼女は思考力が欠けてしまっている。五条がそうし向けたと言っても、彼女は為すすべもなく、苛烈なまでの快感を全て享受するしかなかった。

揺さぶられるまま、容赦なく叩きつけられる快楽にの目は虚ろで、開いた口からはひっきりなしに喘ぎ声が上がる。
「ハッ・・・!なぁ、好き、好きだ・・・愛してる・・・!!」
下がりきった子宮口に先端が口付ける。初めは緩く刺激を与えていたそこも、今では叩きつけられるだけでピリリとした快感が内蔵を伝って走り、溜まらず喘声が漏れ出る。
「あ・・・あっあっ、やら、ひっん!・・・も、こわい・・・!!こわいの・・きちゃう・・・!!!」
とちゅとちゅと最奥を突く衝撃に耐えきれず、の腰が引く。逃げようとする彼女をすかさず五条が捕らえる。
「ぜってー離さねぇ」
ふーっふーっと荒い息をあげて、両手で掴んだの腰を引き寄せ、打ち付ける。
「ここまで、堕ちてこい・・・!」
ばちゅん!と一際大きな水音が響いた。
「あああ!!!」
グリ、と奥を抉っては、ずろろと引き抜き、再び力強く打ち込む。水音が一際強く響き、尻たぶが打ち込む度に形を変えた。
「あーっ・・・ぁーっ、・・・っ」
もはや喘ぎ声すらあげる事が出来ず、だらしなく開ききった口の端から飲み込みきれない涎が伝う。赤い舌がちらちらと覗いていた。途方もなく淫靡な姿に溜まらず、赤い舌に吸い付くように口付けた。同時に檻のように両腕囲い込み、彼女の子宮口を先端でぐりぐりとなぶる。
絡むた舌をすすり、しゃぶりあげ吐息すら奪うように深く蹂躙する。咥内の上顎を舌で擦れば、甘えるように鼻から吐息が抜けた。
長い口付けを終えれば、蕩けきったの目が見上げてくる。
「さとる、くん・・・すき・・・」
ぼんやりと熱に浮かされたように呟いた女の言葉に、一瞬息を飲んだ。ずくん、と陰嚢が重くなり、溜まらず腰を打ち込むスピードを早める。
・・・!!!」
逃れないように覆うように被さり、腕で囲ったまま重力を伴い、垂直に穿つ。狂暴なまでの快楽に、の体が痙攣するもそれすら押さえ込むように深く口付けた。
互いに深く、溶け合っていく。止まらない震えに、力も入らないだろう。それでもつたないながらもも舌を伸ばし、応えようとする。両手で握りしめた掌が握り返され、五条は堪らない多幸感に包まれた。飲み干せない唾液が溢れ落ちる程、夢中になって舌を絡ませあう。何度も交じりあい、彼女の最奥に自身を刻んで。
ぶるりと震え、やがて彼女の中で五条も果てるのだった。





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